文化庁主催の文化交流使フォーラム2015へ行ってきた。文化庁から任命された芸術家や技術者が、この一年「交流使」として外国でやってきた成果を報告するイベント。アジア、欧州、中東と世界中の情報が入ってきて有意義な内容だった一方、どうしても話しかけたい人がいたのだが、別場所の懇親会場へ移動してしまって、一般パスの私は入れず。
係員も、お忙しいようなのでトカ、すぐにお出になられるトカ、お時間が割けないかもトカ云々(婉曲語法で「帰れ」と言ってたのかしら?)
うーん。。残念だなぁ。悲しいなぁ。。ちょっとくらい話せたっていいじゃん。
それとも、自分がワガママなのかなぁ?
「招待パス」のひとたちだけ優遇して「一般パス」は門前払い。既に顔見知りや、既に著名人だけで懇親してなにか新しい情報入るのか?
ほとんどのアートフォーラムって、「これまでも順調」だったのが「これからも順調」と確認するだけだし、集まる感想や上がる報告も「盛況であった」「一段と会場は盛り上がった」「誰もが満足そうな顔をしていた」的な、大本営発表ばっか。戦時中かここは。
いっつも感じているんだけど、「有名なナニナニ先生を見れて満足です」トカ「ダレダレさんと喋れて嬉しい」トカ、それでいいのか?お祭りのご神体じゃあるまいし。
一般の私的な団体やグループの会合だったらなにも言わないけど、税金だからなー、文化庁は。
にも関わらず、自分の意志で来た「一般」を分け隔てちゃうんだから、やっぱり「官/民」の国なんかなー?
来場者を二つに、有名人/無名人、著名人/田吾作、紅白に出た/出てない、プロ/アマチュア、などなどに分けちゃう装置。
他者や異なる意見の存在を取り込むという意味での、真の発展の不在(弁証法に言う「止揚」)。
内容が良かっただけに、その後のお役所な展開にガッカリ・ゲンナリしてしまった。
それとも、こーいうコトを言っているオレが「大人げない」のだろうか?
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