自分はフラフラと旅行するのが好きで、それはプランではなく、プランに縛られた日常からの逃避なのですが、しかしただ旅行してメシ食っているだけじゃ能がないので、たとえば史跡、神社・仏閣、温泉に行ったりなど、それなりの目的性はキープしているのであります。
好きな作家のゆかりの場所を訪れるのもいいですね。自分は太宰治が大好きなので、彼の出身の青森県金木や、作品「津軽」に出てくる小泊(三上寛の出身地でもある)へ行ったりしました。他にも金子みすずの仙崎、石川啄木と宮沢賢治の盛岡、棟方志功の青森、若いころの空海(佐伯真魚)が修業した高知県の室戸、アンパンマンのやなせたかしさんの出身地の高知県香美、中原中也の山口などなど。
行くと「こーいう場所だからこーいうこと考えたのか」と五体で感じれますし、「こんな場所に生きているとこんな風にモノゴトを感じるだろうな」ってこともカラダでわかってきます、その場所特有の負の側面が。
さて旅日記一回目、なにを紹介したものか迷ったのですが、まずはピックアップして掲載することにしました。
フォークシンガー三上寛の出身地。曰く「歌うときは故郷の海を浮かべている」。きれいだけど人を寄せ付けないような海ですね。絶景
若いころの空海(佐伯真魚)が修業した場所。岩がゴロゴロ、海と空だけ。洞窟で修業していて目を開けたら、空と海だけだったので「空海」と名乗ったトカ。そのとき雨がどしゃ降りで泥だけだったら「雨泥」だったんかいとツッコミたくもなる
太宰治が『津軽』で「浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じの湖である。波一つない。船も浮かんでいない。ひっそりしていて、そうして、なかなかひろい。人に捨てられた孤独の水たまりである。流れる雲も飛ぶ鳥の影も、この湖の面には写らぬというような感じだ。」と評した湖
児童文学作品「ごん狐」で知られる作家、新美南吉出身地でもあり亡くなった場所でもある。ここに写っている川は、ごん狐に出たきた、まさにその川です。ちょうど彼岸花が咲いていました
以上、旅日記第一回目でした。次からはテーマを絞って、書いていこうかと思います。太宰治めぐりなんてイイですねぇ。。あとは恐山とか。。
あ、ちっとも「プラン」から逃げれていないじゃん・・・
また、新幹線を使うのであれば、楽天トラベルよりじゃらんのほうがオススメです。というのも、楽天での新幹線+宿泊パックはJR北海道、JR東日本、JR九州、つまりJR東海(名古屋)とJR西日本(京阪から山口)が含まれてないのに対して、じゃらんはJR東海やJR西日本が含まれているのです。名古屋、大阪、京都、兵庫(神戸)、広島、山口、あるいは奈良~和歌山へ新幹線で行くのならば、じゃらんのほうがいいでしょうね。
ではまた~